桜井明弘ライブ2006(ゲスト・日高ゆりあ)
クラスにいる、ごく普通の女の子。
そんな彼女がAV女優だったら──。
そう考えると、もう、ドキドキです。
8月20日、桜井明弘さんのライブに、女優の日高ゆりあさんがゲストで登場。極度の緊張による、ふるえた声がかわいい。
最前列は、カメラ小僧ならぬ、カメラオヤジががっちりガード。ゆりあさんファンはみんな、大変マナーがよろしいのだ。
パッと見は、普通の女の子。でも、彼女は「仕事の話をしても良いですか。AV女優をしています」と、はっきりという。
女優の前は、パティシエをやっていたのだとか。
http://blog.livedoor.jp/yuria_nana/
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桜井さんのライブは、恒例となったバンド構成。
桜井さん、相変わらずの出だし。
2曲目「キネマの屋根裏」以降は、桜井ワールドが広がる。
桜井さんは歌がうまいのではなく、気持ちで聞かせるタイプだ。常に謙虚だが、選曲は自問自答や、葛藤、男と女のすれ違いなど、重いものが多い。
テーマは重いのだが、桜井さんのギターの音色は優しい。
桜井さんの代表作「季節の隙間にしゃがみこんで」、やはり歌いこんでいるだけあって、いつ聞いてもいい。
お前を愛する資格なんて 持ってはないオレだったけれど
ほれていだんだぜ 本気だったんだぜ もう遅いけど
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第3部は、渋さ知らズなどで活躍してきた泉邦宏さんがサックスとして参加。泉さんがすごいと思ったは、演奏途中で吹く音が変わったこと。最初は、チンドン屋系の音だったのだ
「ヨコハマ・ホンキートンク・ブルース」からボク好みのややかためな感じになった。
桜井さんは、第2部があったとはいえ、約4時間のライブをこなした。まだまだやり足りない感じを残しつつ、ステージを降りた。
それにしても、すごい人出だった。ここ数年で一番の入り、立ち見が出た。ネットの影響か、それとも日高ゆりあさんや寒空はだかさんらのゲストのおかげか、どちらにせよ、インディーズシーンの桜井明弘さんが、じわじわと浸透してきて、人気者になっていることが分かる。
ペンギンハウスではハコが小さすぎるようだ。
来年は、いよいよマンダラ2進出なのだろうか。
今後の展開も目が離せない。