美しい軍艦巻きを追求して。
久しぶりに、浅草のすし游へ出かける。ロケーションは、ビューホテルの横だから、わかりやすい。
鮨といえば、敷居が高いもの。特別な時には、この店の暖簾をくぐるが、それなりの覚悟が必要だ。
そう、覚悟をした者にしか味わえないものが、ここにはある。だから、ボクはこの店を大切にしたいと思う。
すし游では、握りは手渡し。シャリの中を空洞にした芸術品のような鮨に心動かされる。
口に入れると、はらはらと崩れる。
今まで食べてきた鮨はなんだったのかと感じる瞬間。いや、すし游のが、鮨という概念を越えたものなのかもしれない。
雲丹の軍艦は、胡瓜で巻かれる。海苔が、せっかくのウニの味を台なしにしてしまうからだ、と大将。
くちどけに、コリコリした歯ごたえが加わり、至福な時間を紡ぐ。
Tさん、ごちそうさまでした。大将も女将さんも、素敵な空間をありがとうございます。感謝!
抜歯。
隠れ親知らずを洗足にある大学病院で抜いた。とても親切な病院で、先生も事務方もていねいに接してくださる。
親知らずだが、横向きに生えていただけでなく、神経と接していたこともあり、非常に難しい手術だと説明があった。
昨日の抜歯は、麻酔科の先生含め、女医に囲まれて気分よく始まった。しかし、点滴から数分で意識がなく、気がついたら抜歯は終わっていた。抜歯にかかったのは50分ほどという。
素晴らしい技術で、痛みも以前普通に飛び出た親知らずを抜いた時と同じくらい。
そう喜んでいたのだが、一夜明けたきょうは、妻から
「なに、ドングリしまってるの?」と笑われている。